「帰れない二人」/井上陽水(1973)

もどかしすぎるって、
結構いいかもしれないと思った
あの冬・・・。

今夜は例年並みに冷えてきましたね。
雨が降るたびに季節は進んでるみたいです。



---------------



どちらが
言い出したわけでもないのに
さっきからおんなじところを
間延びした足取りでまわってます。
ゆっくりとゆっくりと。
角が来ると左に曲がって
次の角もまた左。
ぐるぐると。

街灯の明りが届かないところでは
少しどきどきします。

それは心細さではないのです。

私の右には自転車を押す同級生。
かごの中にあたしの鞄と彼の鞄。
仲良くカタカタ揺れてます。
手袋もうすぐ必要ですね。


苦手なのだけれど、
編み物始めたのは、しばらく内緒にしておきます。

今は
あなたのダッフルコートの左ポケットが
大好きですから。
袖をつかむよりこの中が好きなのです。
たまにいたずらでくすぐったりしますけど。



あっ、
大きなくしゃみしましたね。
時間切れです。
今夜も冷えてきたのでこの辺で。
「じゃあね」
「うん」

鞄をとろうとしたら
指が触れました。
赤くなった頬は見られてないですよね、
たぶん。



後姿に
また明日も会えますようにと
胸の前で小さく手を振ります。



---------------



こんな気分になっているのは
きっと
遠藤周作の「灯のうるむ頃」(角川文庫)読んだせいですね。

明日こそは「鍋」だっちゃ^^

     忌清志郎と歌ってます。
     http://www.youtube.com/watch?v=gQsSgFpn2EU
     歌詞カード
     http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/193271/Y009766



氷の世界
氷の世界 (紙ジャケット仕様)

"「帰れない二人」/井上陽水(1973)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント